膝関節から足関節の間の脛の骨折を下腿骨骨幹部骨折と呼びます。内側にある太い脛骨(けいこつ)の骨折と外側にある細い腓骨(ひこつ)の骨折があります。骨折の中でも頻度が高いとされております。
原因
交通事故などで強い外力が下腿に直接的に加わり、発生することが多いとされています。スキー事故などでは足部が固定されたまま下腿を捻じり、回旋力が関節的にはたらいて、螺旋骨折となる場合もあります。
主な症状
強い痛みがあり、立ち上がれなくなります。骨折部の腫れや変形がみられることもあります。 足のしびれや皮膚の冷感がある場合は、神経や血管の損傷が、脚のしびれや皮膚の蒼白、脈拍の喪失がみられるときは区間症候群が疑われます。
治療方法
転位や変形が少ない場合はマッサージなどの保存療法をおこいますが、ずれがひどい時や二重骨折では手術(整形外科)が行われることが多いです。