上腕骨に生じる骨折で、近位端骨折、骨幹部骨折、下端部骨折に分類されます。
原因
衝撃が骨に直接作用する場合と天として手や肘をついたときに衝撃が肘や肩へ伝わる場合、自分の筋力で骨をねじ切ってしまうような場合があります。また高齢者の場合は骨粗しょう症が原因として、転倒によって生じるケールが多いとされております。
主な症状
局所の痛み、腫れ、変形、皮下出血斑、上肢の運動制限などがあります。血管や神経の損傷があると、麻痺などが生じる場合もあります。また骨幹部骨折で橈骨(とうこつ)神経麻痺が合併すると下垂手(かすいしゅ)をまねく場合があります。
治療方法
三角巾やギプスなどによる外固定、早期からの運動量などが考えられます。適切な治療によって、大きのケースで改善を期待できます。