上腕骨の骨幹部に直達外力や捻転力が加わって生じる骨折になります。この部位の骨折に特殊なケースとして、投球骨折や腕相撲骨折があげられます。
原因
交通事故や転落、転倒、投球、腕相撲などが主な原因とされております。直達外力によるケースでは、おもに上腕骨の中央部力が加わり横骨折が多とされております。また投球や腕相撲、手をついて転倒といった場合は螺旋骨折や斜骨折になる場合もあります。
主な症状
局所の痛み、腫れ、変形、皮下出血斑、上肢の運動制限などがあります。血管や神経の損傷があると、麻痺などが生じる場合もあります。また骨幹部骨折で橈骨(とうこつ)神経麻痺が合併すると下垂手(かすいしゅ)をまねく場合があります。
治療方法
おもにギプスなどによる外固定や周辺への手技マッサージ、電気、低周波マッサージとなりますが骨の状態によっては活動度などに応じて、手術療法(整形外科)が検討される場合もあります。